田中貴金属ジュエリー株式会社

今までも、これからも ギンザタナカのサステナブルな活動をお伝えするコラム

第 6 回
クリスマスを、
もっとサステナブルに
してみましょう

もうすぐやってくるクリスマス。
子どもの頃、サンタクロースが本当に来るかどうか
ワクワクしてイブはなかなか眠れませんでした。
時代は遡って、バブル時代は日本中が
ゴージャスなクリスマスイベントで
盛り上がっていたことも思い出します。
年に1度の「お楽しみイベント」、クリスマス。
令和の時代を迎え、
サステナブルな視点から少し見直してみました。

ちょっと立ち止まって
クリスマスイベントを
見直してみよう

本来、クリスマスはイエス・キリストの降誕祭です。
日本で最初に行われたのは16世紀、かのフランシスコ・ザビエルが山口県で行ったとされています。
その後、長い禁教の時代を経て大正〜昭和期に復活し、クリスマスツリーやサンタクロース、プレゼントやシャンパンなどといった海外文化を楽しむ側面を強めてきました。

年末のこういった大イベントは、デパート商戦に代表されるように、経済消費にも大いに貢献してきました。バブル期には高額なプレゼントがやり取りされ、高級ホテルやレストランの予約が取りにくくなるなどの現象も。その後、経済の停滞もあってバブル期と比べると控え目になってはきたものの、まだまだ年末の重要なイベントであることには変わりません。

さて今回このコラムでは「サステナブルなクリスマスイベント」にフォーカスしてみたいと思っています。
考えてみれば、2000年以上にもわたって持続しているクリスマス。では今、どんな持続可能な要素を加えたらいいのでしょうか?例えば部屋やパーティ会場の飾り付け、プレゼントの包装紙や袋、イルミネーション。それからプレゼントもひと工夫できそうです。

ひとつひとつ見直しながら家族や友人、パートナーでいろいろなアイデアを出し合ってみましょう——もうそこからワクワクするイベントは始まっています。

サステナブル意識の高い
飾り付けやグッズを

クリスマスパーティの飾り付けというと、ツリーを立ててオーナメントやイルミネーションを飾り、壁や天井にキラキラのモールを吊って……が定番です。サステナブルな意識が広まりつつある今、こういった飾りを見直し、様々に工夫をこらす動きは既にあちこちで行われています。イルミネーションで有名なスポットでも、省エネ対策がニュースになったりしますね。

わたしたちもサステナブルの基本に立ち返り、今年行いたいチェックポイントを何点か提案していきます。

●プラスチック素材を避ける
製品として作られたプラスチック素材は、一般にはリサイクルができません。そして何年も使うには材質がもろく、持続可能とは言えないのです。

●木やガラス、布製を選ぶ
これからもずっと使っていける素材なら、環境負荷を減らすことができます。シンプルなデザインのものを選べば流行に左右されずに長く使うことができますね。

●リサイクル素材で自作する
手近にある古布、ドライフラワーやドライフルーツ、木材の切れ端など、探せば素材はたくさんあります。
また、公園や海岸へ行って素材になるものを拾ってくるという手も。松ぼっくりやドングリ、流木、シーグラス(海岸に漂着した角の丸くなったガラス)、貝殻など、アイデアと想像力を働かせて集めたものたちを、オーナメントや壁飾りなどに変身させてみましょう。家族で作るのも楽しく思い出になりますね。
下に掲載したのは、漂流物などでオブジェをつくっているアーティストの作品。こんなリサイクルアートを目指すのも楽しいと思います。
※収集時には、土地の所有者や管理者及び各自治体のルールを確認の上、あくまでも個人利用の範囲でお楽しみください。

●使い捨てのテーブルウェアを見直す
パーティと言えば紙やプラスチックでできた使い捨てのお皿やコップ、カトラリーやストローなどが付きもの。
洗う手間はかかりますが、大事にしまってあるこだわりの食器、普段使いには難しい大皿など家にある食器を活用してみませんか?布のテーブルクロスやナプキンなどを赤や緑といったクリスマスっぽい色づかいに替えておくだけで、雰囲気は盛り上げられます。

さりげなく、
ひと味違うラッピングで

クリスマスの一番の楽しみはプレゼントと言っていいかもしれません。

そこで気にしておきたいのは、そのプレゼントの包装です。
日本には包む文化があり様々な包装紙やリボンなどを選ぶことができます。相手を大事に思う気持ちまでも包み込む包装紙ですが過剰になるとごみが増え地球に優しいとは言えません。
今は技術開発が進み、エコでお洒落な包装紙もたくさんありますし、簡易包装を選べるお店もあります。お店で選ぶときは、エコとお洒落を両立した包装をチェックしてみてください。

家にとっておいたお気に入り包装紙を再利用するのもおすすめです。
また、自然素材や繰り返し使える紐、リボンなどで凝ってみてはいかがでしょう。和風なプレゼントであれば風呂敷や手ぬぐいを包装紙代わりに使うのも洒落ています。プレゼントと一緒に差し上げて、その後も有効活用してくれることを期待しましょう。

プレゼントでまず目に入るのは包装ですから「あれ、このプレゼントの包装って・・・」と気付いてもらえたらしめたもの。気付いた人も、きっとサステナブルなことに興味があるでしょう。そこから意識の輪が広がっていけばいいですね。

一生ハッピーにしてくれるものを
選びませんか

そして最後に、肝心のプレゼント本体について。

あなたはどんなプレゼントをもらったら嬉しいですか?または今まで一番嬉しかったプレゼントは?
このコラムは田中貴金属ジュエリーのサイトにありますから、きっとジュエリーを勧めるのでは、と思われるかもしれません。はい、そうなのです。ジュエリーは、実はとてもサステナブルなプレゼントです。
長い間、もしかしたら一生にわたって愛用できる。家族と共有できる。子どもや孫に譲り、さらに長い間使ってもらえる……。特に金は、人類の歴史上一度も価値がなくなったことがありません。こんなサステナブルな素材でつくられたジュエリーは、大切な方にきっと喜んでもらえるはずです。

形は変わってきたとはいえ、長きにわたって持続している記念日イベントのクリスマス。これからの地球やわたしたちの社会のあり方とシンクロさせて考え、ずっと長く楽しんでいきたいものです。

最後にこの場をお借りして、2022年のクリスマスプレゼントにぴったりの華やかなジュエリーを2点ご紹介します。

(左)
「ウィーン金貨ハーモニー1/25オンス ダイヤ付ペンダント」:ウィーン金貨ハーモニー1/25オンスの周りにダイヤを散りばめた華やかなコインジュエリーです。

(右)
「純金1gバーペンダント K18チャーム付」:女神をモチーフにした1gバーに、クリスマスにふさわしい星のモチーフをセットしたペンダントです。

また近年、ボックスは不要というお客様も増えてきました。
そこで今季、ご希望のお客様にはリサイクルポリエステル素材でつくられたエコポーチに入れてのお渡しもいたします。高級感のあるスエード調で、ご自宅での保管や旅行に持っていくなど繰り返し使っていただけるポーチです。

大切な方、1年頑張った自分へのプレゼントとしてギンザタナカのクリスマスジュエリーはいかがでしょうか?

橘 千佳

CHIKA TACHIBANA

(ギンザタナカ販売企画室室長)

商品開発や販促・広報全般を担当。
貴金属という限りある資源を扱っている限り、未来につながる持続可能な社会をつくることは、わたしたちの大切な使命だと思っています。
毎日の生活でも、フードロスを減らしたりリサイクルで資源節約にいそしんだり、いろいろな取り組みに励んでいます。